大阪都構想について
お世話になります。
介祉塾の砂です。
弊社の事務所は大阪市内にあるので、
大阪都構想の演説がたくさん聞こえました。
都構想案は否決されましたが、投票結果は僅差でした。
賛成 69万4844票 (49.6%)
反対 70万5585票 (50.4%)
投票結果の是非はここでは触れないとして(私には投票権はないので)
なぜ僅差なのか検討しました。
一つの説明としてゲームの理論に「ホテリングモデル」があります。
※ ホテリングモデルについてはこちらから
反維新の会の政党が取った選挙戦略を振り返ると
対案が少ない否定論ばかりで押し切った印象が強いです。
すなわち、二重行政は都構想によらずとも解消できるという論調は、
維新の会との差異を分かりにくくすることが目的と考えられます。
維新の会以外の政党は政党色をなくして感情に訴え
維新の会の政治的意見と隣にあえて立地することで
維新の会寄りの票までを含めて集票を最大化したわけです。
その結果が僅差の票数となって現れたと思います。
さて、この投票結果を受けてシルバーデモクラシー問題とマスコミは言いますが
本当にそうなのでしょうか?
そもそも投票行動とは利己的なのが当り前なのだから
この批判はおかしいでしょう。
問題は、争点をぼやかして集票に走った
未来志向に欠けた反維新の会の政党にあったのではないか。
きちんと大阪の未来を憂えるのなら、
もっとビジョンを明確にする責任があったように思います。
長々とお読みいただきありがとうございました。