介護は社会福祉かビジネスか? ①
介祉塾の砂です。
以前、ある経営者から「介護で儲けることいけないことですよね?」という相談がありました。
その会社は有料老人ホームやグループホームを経営する、エリアでは2,3番目の規模の法人でした。
私としては、「儲けてくださいね」としか言いようがないわけですが、いきなりの質問に答えに窮した記憶があります。
ところで、『介護は「社会福祉」か「ビジネス」か?』という点についての、経営者への意識調査があります。
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株式会社浜銀総合研究所「民間介護事業者における異業種企業からの知識移転による経営・サービスの質向上に向けた調査研究」(平成24年3月)
これによると約6割以上の経営者は『介護は「社会福祉」である』と考えるようです。
この点については、私なりの異論があります。
ほとんどの介護事業者では営業するよう職員に指示し、利用者獲得に向けて他の事業者との競争をしています。
私は、利用者の取り合いをしている時点ですでにビジネスなのだと思います。
営業というのはマーケティングの一部であり、ビジネスだからです。
介護保険制度ができる2000年以前でしたら、社会福祉だと思うのですが、現在のように社会福祉法人と営利法人を問わず利用者獲得のための競争が行われている現状を見ると、ビジネスだと考えないといけないのだと思います。
私は米国アラスカ州でのソーシャルワーク経験があるのですが、社会福祉を必要とする人たちは、こちらの都合とは関係なく救いを求めます。
そういう意味では、私は『介護は「社会福祉」ではない」と思います。
介護はビジネスだからこそ、経営から学ぶことはたくさんあります。
ぜひ介祉塾にご相談を!