医療知識のない施設長と部下の看護師とのコミュニケーション ②
介祉塾の砂です。
前回は、看護職員と介護職員との情報共有が不足しているため、サービスの品質が下がっていることについて書きました。
では、施設長はどのようにすれば良いのでしょうか?
ミーティングに出席した施設長は看護職員に次のように言うことをお勧めします。
猿にでも分かるように説明してください。
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このように言う理由は二つあります。
一つは、看護職員は責任をなるべく負わないよう医師の指示を正確に伝えようとするからです。
しかし、看護職員は現場に指示する立場なので、介護職員に分かりやすく伝える責任があります。
看護職員の職責を果たすよう促すことです。
二つは、「知識による権威」が「地位による権威」と同様にならないよう意識づけることです。
P.F.ドラッカーによると「知識による権威は、地位による権威と同じように」効果を持つので、「本質的にトップの決定」となります。
簡単に言うと、施設長が分からないまま判断を看護職員に委ねてしまうことで、看護職員の判断が事実上施設長の判断と同様の効果を持つということです。
したがって、「猿にでも」と比喩するのは権威づけを認めないことにあり、適切にトップとして意思決定をすることにあります。
単に「分からないから」というより効果的です。
施設長は難しいカタカナ語に惑わされずに、職責を果たすべきです。