2015年とウィンドウズ95
介祉塾の砂です。
日本の高齢者社会を語るうえで2015年は一つの区切りです。
2015年は、いわゆる団塊の世代と言われる人口のボリュームゾーンが一斉に退職した時期になります。
団塊の世代とは1947~1949年に生まれた世代です。
つまり、2015年に団塊の世代が65歳に到達したことで、社会構造上の大きな変化がありました。
ところで、私はシニアのICT利用についても2015年は一つの区切りだと考えています。
少し話が逸れます。
2015年から20年前の1995年にウィンドウズ95が日本にやってきました。
この頃から、会社オフィスに一人一台のパソコンが割り当てられるようになりました。
当時の団塊の世代は45代前半なので、パソコンの使い方を覚えようとした年代になります。
ところが、それより前の年代になると、あまりパソコンの使い方を覚えようとしませんでした。
理由としては、役職定年の時期と重なっており、仕事に対する意欲が衰えていく時期でもあるので、無理にパソコンを使って仕事をしなくても、何とかなったからです。
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ウィンドウズ95というOSは今から考えると、とても使い勝手が悪いものでしたが、当時は革新的でした。
この頃、私は学生だったのですが、ウィンドウズ95の普及によりインターネットの利用も爆発的に進んだのを覚えています。
つまり、現在のようなスマートデバイス(スマホやタブレットなど)が普及していき、生活様式が変わり始めた頃になります。
実は、このとてつもなく使い勝手の悪かったウィンドウズ95に嫌気を指した「団塊の世代より前の世代」は、たくさんいます。
この時期からパソコンを積極的に触ろうとしなかった結果、現在のスマホのように便利になったスマートデバイスでも一切使えない、もしくは使おうとしないシニアが多いということです。
パソコンは使い勝手が悪く、自分たちには扱えない物だという固定観念に囚われているわけです。
つまり、2015年というのはシニア層において、今までICTがそれほど活用されなかったのに対して、利用が加速度的に進むようになった転換期だということです。
これからはシニア層のICT利用が、ますます進んでいくことになります。