口腔機能を維持する大切さ

介祉塾の砂です。

 

介護において、シニアの口腔機能の維持は大切です。

 

体の健康は口からとも言われています。

 

 

 

 

ところで、口にはどのような機能があるのでしょうか?

 

口は食べる、話す、呼吸する、感情を表現する、様々な機能があります。

 

口腔機能が下がると、食べ物が噛めない、食べ物を飲み込めない、虫歯になる、口臭がひどくなる、誤嚥性肺炎を起こしやすくなる、顔つきが変わるといったことが起きます。

 

誤嚥性肺炎とは、飲み込む力が衰えることで唾液や食べ物、胃液などと一緒に細菌が気道に誤って入ることにより発症します。

 

シニアに特に起こりやすいです。

 

一説では、肺炎(日本人の死亡原因3位)のうち、80歳代の約80%、90歳代の90%は誤嚥性肺炎が原因で亡くなっていると言われています。

 

 

原因としては、口の中は細菌が繁殖しやすい環境なので、唾液の分泌により取除く必要があるのですが、シニアの場合は口腔内が舌・頬・のどの筋力が低下により乾燥しやすく、細菌が繁殖しやすいからです。

 

また、飲み込む力の低下により誤って食べ物や唾液が気道に落ちやすくなるからです。

 

 

他にも、頬の動きや口の開け閉じ、舌の動きが悪いと滑舌が悪くなりますし、表現が乏しくなるといったことがあります。

 

そこで、医療や介護の現場では口腔ケアを行うことが推奨されます。

 

口腔ケアは、歯磨きやうがいなど口腔内を清潔に保つこと、口を動かす力や噛む力の維持・回復を目的とした運動をすること、入れ歯の手入れをすることなどです。

 

シニアにとって、口の健康を保つことは健康寿命を延ばすことにつながります。

 

 

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