来年度の介護報酬改正 (デイサービス)
来年度のデイサービスについて介護報酬の時間区分が1時間ごとになります。
気になる経営上の影響はどうなのでしょうか?
例えば、7時間ギリギリのサービス利用を7-9時間で算定していた場合と
8時間を超えていて7-9時間で算定していた場合です。
新報酬体系のイメージ図
旧体系 | 新体系 |
3-5時間 〇〇単位 | 3-4時間 〇〇単位 |
4-5時間 〇〇単位 | |
5-7時間 〇〇単位 | 5-6時間 〇〇単位 |
6-7時間 〇〇単位 | |
7-9時間 〇〇単位 | 7-8時間 〇〇単位 |
8-9時間 〇〇単位 |
おそらく新7-8時間は、旧7-9時間より低くなると思います。
しかし、問題点はそこではないと思います。
新8-9時間が旧7-9時間と同額以下であった場合です。
というのも、旧7-9時間の介護報酬は平均的な利用時間数を前提とした報酬設計だと考えられるので(つまり7-8時間程度)、新8-9時間の介護報酬は実質的にはマイナス改定になるからです。
また、旧7-9時間で算定していた事業所も、全ての利用者のサービス提供時間を8時間以上としているわけではなく、送迎時間を加味すると7時間以上の利用者の割合も一定数います。
すると、全体としてみれば減収を免れないというべきです。
経営者として、どう対応するか悩みどころだと思います。
1分でも超えれば1ランク上の報酬を算定する流れが加速する気がします。