高齢者住宅の業績の実態 ①

介祉塾の砂です。

 

新聞や雑誌などのメディアで「オープンから何カ月で稼働率○○%」と宣伝している高齢者住宅を見かけます。

 

IRや顧客向けの情報なので、それなりに高い稼働率をアピールしたいのだと思います。

 

 

 

ところで、オープン当初は新築なので、新しさに惹かれてそれなりに入居者を獲得できます(逆に言うと、この段階で一定の入居者を確保できないと経営的に厳しいです)。

 

しかし、問題は2,3年後の状況です。

 

競合となる高齢者住宅は益々増えており、目新しさがなくなると入居者の獲得が難しくなります。

 

したがって、オープン当初の良好な稼働率に浮かれることなく、2,3年後も見据えて着実に経営する必要があります。

 

 

ところで、ある高齢者住宅ですが、常時稼働率90%以上をアピールしていました。

 

しかし、実際には一部のフロアを閉めて、残りのフロアの床数で分母をカウントしており、見せかけの稼働率をアピールしていたのです。

 

 

次回は、高齢者住宅の経営数字についてです。

 

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