シニアの創業で成功する条件 ③
介祉塾の砂です。
シニアの創業で成功するための条件とは何でしょうか?
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少し話が逸れます。
私が、ある63歳の経営者とその会社の業界動向に関してお話しをお伺いしたときのことです
その業界の市場動向は、すでに飽和気味で徐々に衰退していくものでした。
そこで、私はあまり見通しが良くないことを伝え、会社として方向転換することを提案しました。
ところが、その経営者に危機感はありませんでした。
話を聞くと、その経営者は後継者がいないので70歳になる前に会社を清算する予定でした。
つまり、私は40歳なので、私の視点だと市場の動向を5年、10年先を踏まえて見るのですが、63歳の経営者からすると引退するまでの期間しか予測しないことになります。
これをシニアの創業に当てはめると、シニア層と非シニア層では事業計画の期間の捉え方が異なり、シニア層は極端に短くなります。
創業時に、70歳になる頃には事業承継か廃業かの選択に迫られることを想定して、いつでも撤退すれば良いと考え、あまりリスクを取らなくなるのです。
また、創業すると生活費の確保がいるので、そこそこの売上目標が必要になりますが、年金を受給することで、あまり大きな事業を考えません。
これだと、シニアの創業は成功がおぼつかないと言えます。
では、どのようにすればシニアの創業は確かなものになるのでしょうか?
ポイントは事業計画の期間を長くすることなので、定年退職の前から創業の準備をすることです。
サラリーマンとして働くと、50代前半に役職を外れることになります。
この頃から職務内容が大幅に変わり、職業能力も低下していきます。
大切なことは、早い段階で自分のスキルを高めたり、たな卸をすることです。
私の知人で大手企業の部長職の人は、50歳前から資格取得や人脈づくりを地道にしています。
しかも、介護保険外サービスや介護予防サービスではなく、自分の強みが発揮される事業で創業する予定です。
彼が成功するかは分かりませんが、少なくとも退職後にいきなり創業を考える方よりはずっと確率が高いです。
このように、シニアの創業で成功するための条件は、①退職前から準備すること、②自分の得意分野で創業することになります。
シニアの創業のご相談は介祉塾に。