介護離職防止とケアマネジャー

介祉塾の砂です。

 

介護事業に詳しいので、たまに知人から親の介護について相談を受けます。

 

 

相談内容を要約すると、大抵は「親の介護が必要になったのだけど、どうすればいいの?」というものです。

 

親が要介護認定を受けていなければ、地域包括支援センターや市役所に相談するか、近隣の居宅介護支援事業所のケアマネジャーに知り合いがいれば、その人に相談することをアドバイスします。

 

そして、早い段階で要介護認定を受けてケアマネジャーに関わってもらえるようにします。

 

もっとも、たまにケアマネジャーとの相談を十分にせずに、判断をする人がいます。

 

極端なケースですと、親の介護のため介護離職をすることもあります。

 

理由としては、家族の立場として介護にいくらかかるのかということばかり気にして、どれくらい介護に関わる必要があるのかということを理解せずに、安易に考えてしまうことがあります。

 

介護は長期に及ぶので大変です。

 

実は地域包括支援センターや市町村の担当者にせよ、ケアマネジャーにせよ、大抵はお金のことを説明するのは苦手です。

 

お金に関することは責任が伴うので、基本的には家族が自分で調べるか、ファイナンシャルプランナーなどの専門家に尋ねることだからです。

 

また、ケアマネジャーは介護保険や介護保険外サービスの利用や利用者とのコミュニケーション、医療・地域との連携などの専門家です。

 

そのことを知らずに、お金のことばかり気にして、ケアマネジャーのアドバイスに聞く耳を持たないと大変なことになります。

 

お金のことは大変ですが、介護はもっと大変です。

 

介護離職を防止するには、とにかくケアマネジャーに相談して、徹底的に介護保険を利用することです。

 

先ずは、貴方に合うケアマネジャーを見つけてください。

 

 

では、どのようにすれば貴方に合うケアマネジャーに出会えるのでしょうか?

 

それについては、どこかの機会で触れてみたいと思います。

 

 

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