介護福祉経営と外部環境 ②
前回は介護保険制度の改正の方向性について、マクロとミクロの視点から説明しました。
では、具体的にどう変わっていくのでしょうか?
ポイントとしては、①認知症対応 ②栄養改善 ③リハビリ ④医療的ケア(中重度対応) ⑤レスパイト(※)の5点が重視されていくのだと思います。
この5点に重点的に介護報酬(加算等)が割り振られているからです。
また様々な報告書もこの5点に絞られているからです。
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今後の介護福祉の経営戦略を考えるうえで、上記のいずれかに特化していくことが重要になります。
※ところで、⑤のレスパイト機能を国は評価していないと考えるかもしれません。
しかしながら、在宅介護サービスは適切な範囲でサービス提供時間の延長が認められており、介護報酬も増えるので、基本報酬(と延長加算)の範囲で評価されていると見るべきです。