いただいた書評 ⑧

介祉塾の砂です。

 

読者の方から、「本が好き!(投稿サイト)」にて拙著の書評をいただいたので、ご紹介します。

 

本を書いて良かったなって思いました。

 

すばらしい書評、ありがとうございました!

 


この店はシニア世代のことを考えているか?本書で知ったことが実践されているか、ミステリーショッパー的気分でお店を覗いてみたくなった。

 

 

ここ数年、電車や買い物、どこへ行ってもシニア世代の方が本当に増えたなぁと感じる場面が多くなった。

 

若い頃はあまりシニアに目が行かなかったけれど、親が高齢になり余計に周りのシニアにも目が行くようになったというのもある。

 

本書を読んでいると心当たりあるシニアの行動があちこちに登場していた。

 

と同時に、自分が高齢になったとき、こんなことが出来なくなるのかという想像を巡らすことの出来る一冊でもありました。

 

例えば「シニアに見やすい陳列のシルバーゾーン」という話では、顧客の標準的な身長や腕の稼働域などを考慮して棚割をするそう。

 

人は75歳で身長が7.6㎝低く、前屈みになると言われているそうだ。7.6㎝、見える景色もだいぶ変わりますよね。

 

 

母も買い物で欲しい商品があったけど、棚の高い位置にあって店員さんも居なかったから諦めて帰って来たと言っていたことがありました。

 

また、大きなスーパーは上に行ったり下に行ったりが結構大変だから、ワンフロアで全て買えるスーパーの方が買い易いなんてことも言っていた。

 

 

若い時は何でもないことも、こうした日々のことで不便に感じることが増えていく。

 

高齢社会に合わせてお店もサービスを柔軟に変えていく必要があるわけですね。

 

レジの会計も機械化してるスーパーが増え、何度もお年寄りが戸惑っているシーンを見かけました。

 

ネットでは「お年寄りも慣れていくべき」という意見もありました。

 

正論なんだけれども、実際そういうお年寄りを目の前にすると、不憫さを感じずにはいられません。

 

会計についてのお年寄りの抱えるプレッシャーなどこの本を読むとよく解ります。

 

一円玉のたくさん詰まった袋が家の中に放置されていたら、会計時にどういうことが起きてるのか、立ち止まって考える必要があります。

 

 

お年寄りを一括りにして考えたり、良かれと思ってやったことが実は迷惑だったりとなかなか難しい部分ではあるけれど、我々世代はこのような本を読み、知り、もっと想像力を働かせて応対していくことがとても大事なんだなぁと感じます。

 

 

そしてきちんと耳を傾ける努力も怠らずにです。「明日は我が身」、そんな少しの想像力があれば、もう少し視野が広がるはずです。

 

 

最後に一番刺さったのは、97歳のシニアが生活相談員に言った一言。

 

━━「いや、節約しないと。わしも老後があるからの」━━

 

新しい服を買うように促す相談員に言った一言だそう。

 

最初は可笑しくて笑ってしまったのですが、いや、これって薄ら寒くなる笑えない話だと感じました。

 

平均余命が長くなった分、幾つになっても先の生活に不安を感じてしまう。いつまで経っても「老後」がやって来ない社会。長生きするのも大変な世の中になってしまったものです。

 

 

沢山のデータや事例をもとに解説されている一冊。

 

ビジネス以外でも参考になる部分はたくさんありました。

 

 

(読者から)

 

 

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