シニアのシルバーゾーン

介祉塾の砂です。

 

スーパーの店舗運営には陳列のゴールデンゾーンというものがあります。

 

顧客に興味を持たせる商品の陳列方法のことです。

 

具体的には、顧客の標準的な身長や腕の稼働領域、目の動きなどを考えて、顧客が商品を選びたくなるような棚割りをいいます。

 

ところが、このゴールデンゾーンは一般的な成人男性・女性を想定しており、シニア向けには考えられていません。

 

例えば、標準的な体型を想定したとして、身長が160㎝、直立姿勢のままでの腕の稼働領域は頭の上から腰の位置までとします。

 

もっとも見やすいところは目線から20㎝下の胸の当たりにあり、ゴールデンゾーンは140㎝から110㎝までぐらいになります。

 

しかし、シルバーゾーンは、シニアの背中が丸くなっている場合や腰が曲がっている場合、関節の可動域が狭まっている場合を想定して、成人と比べて手が届く範囲も30㎝ほど低くなると考えるべきです。

 

一般的にシルバーゾーンは110㎝から80㎝と見るべきです。

 

 

このようにシニアの身体的な加齢現象を踏まえた陳列方法が求められます。

 

シニアビジネスのご相談は介祉塾に。

 

 

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