中間管理職の育成の大切さ ①

介祉塾の砂です。

 

介護業界では中間管理職の育成が進んでいないと、総じて聞きます。

 

よく聞くのは、介護職員を管理者として引き上げたものの、現場につきっきりで管理職としての役割を果たしていないということです。

 

そういう管理者に限って、現場の人手不足を言い訳に中間管理職としての役割を果たそうとはしません。

 

 

では、なぜ現場につきっきりで管理職としての役割を果たそうとしないのでしょうか?

 

 

 

① 介護業界では現場にどれだけ関わるかで現場からの評価が決まる体質があるからです。

 

一生懸命に現場の穴埋めをすれば、現場の評価が上がる仕組みとなっています。

 

したがって、現場につきっきりであれば、現場を押さえることができるので、中間管理職としてはとても楽です。

 

 

② 上からの評価も現場主義だからです。

 

現場をどれだけ知っているかが、評価基準になります。

 

実はこれ、下からの評価だけでなく上からの評価も同じです。

 

介護業界は人手不足であり、下からの不平不満は経営層へのプレッシャーになります。

 

そのため、経営層は現場をとりあえずまとめてくれれば安心するので、現場を知っていることが中間管理職の評価基準になります。

 

したがって、経営層は中間管理職にマネジメントに専念するよう強く言えません。

 

 

③ 組織体系が複雑なため、どこからがマネジメント層なのか明確に役割分担ができていないことです。

 

この点については、次回に。

 

 

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