介護と技術革新ー介護と生産性ー

介祉塾の砂です。

 

一般的に介護は労働生産性が低いと言われています。

 

経産省の調査によると、雇用の大きい宿泊・飲食サービス、医療・介護・保育業は低いとされています。

 

もちろん、これは当り前すぎて今さらなんですがね。

 

 

簡単に説明しますと

 

● 労働生産性=付加価値額/労働量

 

● 付加価値額=営業利益+人件費+減価償却費

 

雇用が大きいとは労働量(人)が多いということですから、労働生産性の分母が大きければその分労働生産性は低くなります。

 

 

それはさておき最近、厚生労働省が「介護分野における生産性向上について」というガイドラインを出しました。

 

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厚生労働省「介護分野における生産性向上について」

 

内容は、委託先がNTTデータなので基本的にはIT活用の話が中心ですが、今回の話題と関係ないので割愛。

 

 

気になったのは、この議論が介護サービスの品質改善という労働生産性とはあまり関係がない話と結びついている点です。

 

なぜなら、労働生産性向上とは事業者側のオペレーションが課題となるのであって、利用者満足度とは本来関係がないからです。

 

そして、労働生産性を上げるためにもっとも大事なことは、売上を上げて営業利益が残ることなんですよね。

 

つまり、介護報酬を上げれば済むことです。

 

しかし、介護保険制度改正で介護事業者の利益が出るたびに、介護報酬はマイナス改定となるので矛盾してます。

 

 

とりあえず、今年の10月に新しい介護職員処遇改善加算が設けられるので、労働生産性はその分高まると言えそうですが。

 

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あまり参考にならない、活用されないガイドラインが一つ増えた気がしました。

 

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