社会的な認知症理解が進む理由

介祉塾の砂です。

 

最近は、私がこの介護業界に入った平成19年の頃と比べて、認知症の理解が進んだと実感しています。

世間の認知症への理解もあるのですが、介護職の認知症の理解が深まったように思います。

 

ところで、これはシニアの人口が増えたことで認知症の患者数も増え、その結果周囲の人の理解が深まったのだと見るべきなのでしょうか?

 

実はそれだけではありません。

 

認知症患者数だけでなく、日本は少子高齢化なので周囲の人の平均年齢も上がっています。

 

2000年時点で41.4歳、2008年時点で44.0歳、2018年現在で47.4歳です。

 

 

図 日本の平均年齢

 

 

 

歳を取るほど自分が認知症になる可能性について身近に感じることになるわけですから、周囲の人にとっても認知症は他人事ではなくなってきたということです。

 

社会全体でみると、平均年齢の上昇につれ、自分事として認知症が身近になったのです。

 

そう思うと、これからも認知症の理解が益々進んでいくのでしょう。

 

 

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