ロボットに介護されるのと、人に介護されるのどちらがいいですか?
介祉塾の砂です。
介護は人間の手で行うべきか?
この議論は、ま新しくなく、私が介護業界に入った10年前にもありました。
あの頃と今もそれほど変わらず、介護業界のロボット化はあまり進むことなく、人の手による介護の方が好まれる実態があります。
で、ある新進気鋭の学者とシニアとのやり取りがテレビ討論会であったようです。(見てないので、詳しくは知りません)
学者 「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
シニア「人間です。心がこもってるからです。」
学者 「では、ウォッシュレットと、おじさんにお尻を拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
シニア「ウォシュレット…」
一見なるほどと思うかもしれませんが、そもそもウォッシュレットが介護ロボットなのか、大いに疑問があります。
ヨーロッパではビデが18世紀頃から普及していて、ウォッシュレットも介護用に限定されるわけではありません。
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それはさておき、この会話には示唆するところがあります。
シニアが、介護ロボットと比べて人の手の方が価値があると感じている点です。
決して介護ロボットが人の手より、機能的に劣っているわけではないにも関わらずです。
実は、モノが売れるためには、機能的な価値(お尻を拭くこと)が満たされることは当然としても、情緒的な価値(心がこもっていること)が満たされることが必要とされています。
これは介護ロボットに限らず、様々なモノについても同じだと言われています。
例えば、車のSUVですが、都市部の移動には大きくて不便であり、機能的に生かせる場所も少ないにも関わらず、都市部の若い世代にも売れています。
SUVの「何となくカッコいいい」感じが好まれているからです。
SUVの機能的価値より情緒的価値を優先しています。
しかも、シニアの場合は、思考の柔軟性が衰えている分、論理的ではなく固定観念に左右されやすく、新しいものに対してネガティブになりがちです。
つまり、シニアの購買の判断においては、情緒的な価値の比重が大きくなります。
上記会話のように、シニアが介護ロボットの方が快適と感じても、人の心のこもった介護を選ぶということです。
同じように、老人扱いされるのが嫌で車椅子に乗りたがらないシニアは多いです。
これはその人の選択であって、強制できるものではないのです。
このように、シニアビジネスでは情緒的な価値判断のハードルが高いのが特徴です。
では、どうすればこのハードルを越えることができるのでしょうか?
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