介護と技術革新-介護ロボットの普及-
介祉塾の砂です。
技術革新というテーマでICTやAIの活用について書いたので、今回は介護ロボットについてです。
ところで、介護ロボットはすでに実用化されています。
ロボットの定義は人に代わって自律的に作業する機械ですから、例えば離床センサーやナースコールを組み合わせた介護ベッドが該当します。
気になるのは、3大介護(入浴・排せつ・食事)など介護者に代わってするロボットです。
人と人が触れ合うサービスなので、人型に近いロボットになると思います。
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実現するのは、当分先でしょう。
キーワードとなる技術はIOT(Internet of Things、モノのインターネット)とAI(Artificial Intelligence、人工知能)です。
IOTは簡単に言うと(簡単にしか言えませんが)、様々なモノがインターネットに接続している状態です。
インターネットにつながると、動作状況や環境がデータとして集中的に集まるようになります。
データが集まるとAIは学習して、最適な動作プログラムを作ります。
そのプログラムをモノにフィードバックして、モノの機能の精度を高めます。
例えば、スマートフォンや室内センサー、介護ロボットなどがリアルタイムにつながることで、利用者のニーズを予測してグッドタイミングで介護サービスを提供することも可能になるのだと思います。
この点、介護を技術と捉えれば、ロボットが取って代わる分野だと思います。
ただ、対人コミュニケーションの要素のある技術と捉えれば、被介護者の抵抗感とかを考えると普及するには相当のハードルがあると思います。
ロボットは人間に似せれば似せるほど、違和感を感じると言われているからです。
実際に、介護リフトの利用ですら拒否のある利用者もいるので、3大介護となるとなおさらハードルが高い気がすします。
なお、介護業界は巨大な労働集約型産業なので、介護ロボットが普及すれば産業構造も大幅に変わります。
そう考えると、5~10年先、もっと先のことかもしれませんね。
様々なシンクタンクの市場予測でも、2017年で約50億円、2020年で約300億円、2025年で約1,000億円と言われているので、普及するまでそれぐらいは掛かるのだと思います。