シニアのクレーム対応が炎上する理由

介祉塾の砂です。

 

増える高齢者クレーマー、悩むサービス業の若者たちという記事がありました。

 

 


(引用・下線部筆者)

「お客様は神様」という概念を捨てきれない中高年世代。こちらは客だから、金を払っているから当然だと、相手や店、グレードに構うことなく要求しまくる。ファミレスやアパレル量販店など「安い分、サービスへの期待はしない」という一般市民らの感覚が理解できないからか、そうした店にも、過度なサービスを求めてくるのだという。

(中略)

クレーマーには若者や、小さい子ども連れの大人もいる。彼らはクレームをつけることによって商品をタダで手に入れようとか、特別サービスをしてもらおうという下心をのぞかせることが多い。ところが中高年層クレーマーの多くに共通するのは、自分がクレームをつけることそのものが相手のためになる、ひいては世の中のためになる正義であると信じていることだ。

端から見ると「自分が不快だから」「自分が気に食わないから」といった、極めて身勝手な論理を振りかざしているようにしかみえない。


 

 

記事を要約すると、現役時代に企業戦士として活躍した団塊の世代が、引退後のむなしさを埋め合わせるように、理不尽なクレームをつけているということで、説教すること自体が目的となっているということです。

 

 

この記事について、コメント欄やFBでも共感する人が多かったので、私はその考え方の方がおかしいと思いました。

 

私なりに書いてみようと思います。

 

 

クレームとは、商品・サービスの品質(接客対応など付随サービスを含め)が顧客の期待に応えていない場合に起きます。

 

この記事にもあるように、シニアのクレームで炎上するケースの大半は付随サービスについてです。

 

そもそも主たる商品・サービスが当然の品質を満たしていないならば正当なクレームだからです。

 

 

私が気になるのは、サービスを提供する側が「この金額だから、この程度の接客で当然だ」と思っていて、顧客もそれを受け入れるべきだと勘違いしていることです。

 

提供する側がそのような態度だと、程度の差こそあれ誰でも癇に障るでしょう。

 

シニアは沸点が低い人が多いので(私見ですが)、なおさら腹立たしくなるのだと思います。

 

赤の他人の「ためになるとか、世の中のためになる正義」だとか、団塊の世代であっても思ってないですよ。

 

 

誰しもクレームの基準となる期待値が自分本位であるために、「(品質について)普通はそうだろ」という普通が「今」ではなく「昔」を基準としているから、自分勝手で説教じみて聞こえるだけなのだと思います。

 

安くても、言葉遣いであったり気遣いであったり、頂いた金額の限度のなかでできることはたくさんありますし、客商売であれば品質の向上を心がけるべきです。

 

今は昔と比べて、その当たり前が失われているから、「今どきの若者は」的なシニア世代からのクレームになるのだと思います。

 

 

ちなみに、どうすればシニアのクレームの炎上を防ぐことができるのでしょうか?

 

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